【ロックライブ初心者ガイド⑤】初めてライブに行く時に知っておきたい「ライブ難聴(音響外傷)」

これから初めてロックバンドのライブに行く人向けに、数回に分けてライブの参加方法について紹介しています。

自分は高校以来、10数年で70回くらい参加しているので、その体験を交えつつ説明していきます。

第5回は「初めてライブに行く時に知っておきたい『ライブ難聴』」について。

ライブハウスは、大音量を浴び続ける場所なので、念のため知っておきたい知識です。

ライブ難聴とは

専門家ではないので、ざっくりとした説明になりますが、ライブ難聴を一言で言うと、
「コンサート中、大音量を浴びることで聴覚に障害を受けること」

症状としては次のものがあります。

  • 音が聴こえにくくなる
  • キーンといった耳鳴りがする
  • 耳に何か詰まったような感覚になる

ライブ難聴の他にも「ロック難聴・ディスコ難聴」と言ったりします。
音楽関連だと他にも「ヘッドホン難聴、イヤホン難聴」というものもありますし、音楽以外が要因だと「騒音性難聴」というのもあります。

いずれも瞬間的、もしくは一定時間、大音量を聴くことで聴覚にダメージを受けることです。

ライブに参加することで【通常以上】に上記の3つの症状が出る人が中にはいるようです。

【通常以上】を強調したのは、ライブ後に少し耳鳴りがしたり、音が聴こえずらくなるのは結構普通だからです(自分の経験では)。
自分は毎回ある程度は難聴気味になっていますが、数日かからず回復します。

そのため問題になってくるのは症状の重さかと思います。
日常生活に支障が出るくらい聞こえにくい、何日たっても全く回復しないということがあれば、早めに受診するべきでしょう。

重度の場合、機能が損傷して回復しない可能性もあるということです。

また、自分は許容範囲ですが、少しでも難聴気味になるのは避けたいという方もいると思います。
これはその人の体質、感覚にも左右されるので、不安な方は次の点に注意してみてください。

ライブ難聴が心配な場合の対策

① 野外より屋内、大規模な会場より中・小規模の方が耳への負担が大きい

これは体感になりますが、概ね合ってると思います。
屋内でも武道館の2階とかだとライブ後にキーンという耳鳴りもしません。

中規模クラスの赤坂BLITZの後ろの方でも確かならなかったです。

また、野外の場合、音がこもらずに抜けるので、屋内より耳への負担はだいぶ軽いです。

② 同じ会場でもいる場所によって音量が変わる

前方ほど音量が大きくなって、スピーカーの真ん前がやはり一番音量が大きいです。
キツそうだったらできるだけ後ろの方へ下がるのも効果的です。

①と合わせていうと、屋内の小さめのライブハウスが耳への負担は一番大きいと言えます。
うるさいから退避しようとしても、大してスピーカーから遠ざかれませんし。

不安な方は小さなライブハウスは避けるのが無難かもしれません。

耳の健康的には最悪ですが、見方を変えると一番爆音を楽しめる環境とも言えます。
なので、個人的には多少耳が悪くなっても屋内のライブハウスのスピーカー前が一番好きです。

防音用のプロテクター

心配な方には次のような商品もあります。

ちなみに自分が初めてライブに行ったバンドはドラゴンアッシュ。
そこでステージの数メートル前にいたら、開演前スタッフが「ここが一番うるさいので不安な人は耳につめてください」とトイレットペーパーを配ってました。

なので、ライブ前はトイレットペーパーを配るものだと思ってたんですが、以来一度もそんな場面に遭遇しません。
あれは一体なんだったのか今でも不思議です。

その時自分は、念のため最初耳にティッシュを詰めて、途中で大丈夫そうだったので外しました。

専用の商品がない場合は、ティッシュを詰めるのも手かと思います。

特に子ども連れの場合は絶対に対策を!

自分の観測範囲だと、ここ数年は10数年前までと比べて、子ども連れが増えたという実感があります。
子ども用の防音製品もあるので、もし連れて行く場合はチェックしてみてください。

実際↑のような耳当てをつけた子どもはよく見かけます。
大きな会場の後ろの方にいる子どもでもつけているのを見ますね。

また、前方は一斉にもみくちゃな状態になるので子どもは連れていかない方がいいでしょう。
「そんなこといちいち言われなくても」と思われるかもしれませんが、つい先月まさにそんな光景を見かけました。

開演前ふと見ると、スピーカー前の一番の爆音エリアに耳が裸の4、5歳の子どもを抱っこした夫婦…。。
目を疑いましたし、さすがに心配になりました。でも、わざわざ注意するのも気が引けて何もできず。。
(おそらく開演後、後ろに下がったとは思いますが…)

子ども用のイヤホンの中には確か75db以上に音量が上がらないよう制限されたものがあります。
もちろん耳を痛めやすいがゆえの制限です。

ロックコンサートの音量はというと110〜120db
大人でも難聴が心配されるレベルです。

大人が自己責任で耳を悪くするのは仕方ないとして、子どもに悪影響を与える可能性は絶対避けたいところです。

防音グッズを会場で売ってるのは見かけたことがないので、もし連れて行く場合は事前に準備しておいた方が良いでしょう。

さいごに

自分が初めてライブに行った頃はネットも普及してない時代だったので、「ライブ難聴」なんて知る由もありませんでした。

ライブ後、「キーン」と耳鳴りしても、「その内治るだろう」という感じで、実際治っていたので気にしたことありませんでした。
(蓄積して耳が悪くなってる気はしないでもないですが)

でも、ここ数年、難聴関連のニュースや実際ライブ難聴を発症した方の記事をたまに見かけます。
こういうケースも起こりうると知っておいた方が良いでしょう。

繰り返しますが、子どもの場合、さすがにあの音量の中、長時間無防備でいるのは心配です。
連れて行く際は十分ご注意ください。

【追記 2018.07.19】
アジカンのゴッチが子供のライブ参加について注意を呼びかけた記事を公開しました。
参加を制限するわけではなく、難聴防止にライブ会場でイヤーマフの貸し出しを始めるようです。

補足すると貸し出しはあくまでイヤーマフを忘れた方、知らない方向けとのこと。
基本は自分たちで用意してきてほしいという内容です。

やはり一般的に親が子供連れでライブに行くことが増えているようですね。

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