これから初めてライブに行く人向けに、数回に分けてライブの参加方法について紹介します。
どのライブにも共通することが多いですが、ここで主に「モッシュ」や「ダイブ」が起こるロックバンドのライブを対象としています。
モッシュは簡単にいうと、「ライブ中、観客が体をぶつけあったりすること」、ダイブは「観客の波に乗ること」。
全5回と結構ボリュームがありますが、難しいことはないし数回行けば慣れます。
でも一応知っておいた方がいいこともあるので、ザッと目を通して参考にしてもらえたらと思います。
1回目は「チケットの購入方法とチケットの見方」について。
チケットの購入方法
大まかなパターンを紹介します。正直そこまで詳しい知識はないし、また必要もありません。
買うときに都度その媒体で確認すればOKです。
② チケットサイトの一般発売・先行抽選で購入
これが最もポピュラーな方法かと。
無料会員登録をして利用するものが多く、自分が登録してるところだと次の3つ。
一般発売後の場合、アーティストや会場で検索、ライブを開催してればヒットするので、空席があればそのまま購入手続きをする流れです。
ネット申し込みの他、電話や店頭で購入できるサービスもあります。
ただ、人気アーティストの場合、一般発売後は一瞬で完売するのでほぼ買えません。
そういうアーティストの場合は一般発売の前に先行抽選があります。
一般発売同様、先行抽選を開催していればサイト内の検索でヒットするので、無料会員になれば申込めます。
【先行抽選期間中に好きな公演、公演日を選択して申し込み】→【抽選】→【メールでの当選・落選の通知】という流れです。
①ファンクラブ経由で購入
ファンクラブに入るとライブの情報がいち早く届いたり、ファンクラブ限定のチケット先行抽選に参加できることがあります。
それ目当てで入会する方も多いでしょう。
③ ヤフオクなどのオークションサイトでの購入
先行抽選・一般発売でも購入できなかった場合に、ヤフオクなどで購入する方法です。
チケット売買サービスやメルカリなどのフリマアプリでも取り扱われてますね。
SNSで「行けなくなったので譲りたい」という情報を発信して、個人間でやりとりするケースもあるようです。
④ バンドのHPやライブハウスで直接購入
まだ売れてないバンドだと5、6組とかで共演ライブをやってることがあります。
そういう場合は、バンドのHPからメールで申し込んだり、ライブハウスで直接購入することも一般的です。
こういうライブだと観客も数人〜数十人ということもあるので、ロックバンドでもモッシュやダイブはないです。
ただ、メンバー本人がグッズを売ってて気軽に話ができたり、サインをもらえたりするので、マイナーなライブならではの楽しみもあります。
⑤ その他イレギュラーな販売方法
特に大きな公演では特殊な販売方法を実施していることがあって、身分証必携など転売防止の措置も厳しいです。
例えば、ハイスタンダードのライブでは、 【PITPRESSというサービスに有料会員登録した人だけが先行抽選に申し込み可】、
babymetalでは【5,000円くらいのTシャツを購入した人だけが先行抽選に申し込み可】ということがありました。
チケットの見方
チケットで確認しておきたいのは次の項目です。
日程、会場 | 説明不要。 |
---|---|
対バン・オープニングアクト(前座) | 出演がある場合は記載があります。 |
席種 | オールスタンディング(立見) / 座席指定 |
開場(オープン) | 公演会場がオープンして観客が入場する時間。 |
開演(スタート) | バンドの演奏が始まる予定時間。 |
整理番号 | 会場に入るまでの順番。 |
ドリンク代 | 入場の際にドリンク代が必要な場合は記載があります。 |
子どもの入場について | 公演によって違います。 |
それぞれ何点か補足します。
席種
ここではオールスタンディングのライブの説明なので端折りましたが、座席指定の公演の場合は席番号も記載されてます。
会場のHPには必ず座席案内のページがあるので、事前にどのあたりに座るか確認すると良いでしょう。
会場で迷っても案内のスタッフがいるので大丈夫です。
開場時間
だいたい時間どおりに入場が開始します。
ただ整理番号順なので、自分が実際入場できる時間ではないです。
整理番号が後ろの方だと入場まで数十分かかることもあります。
また、グッズ販売は会場内で行われている場合は開場=グッズ販売開始ですが、公演によっては開場より前に販売していることがあります。
その辺はHPではアナウンスしてるはずですが、チケットには記載されてません。
開演時間
こちらは開場時間と違ってだいたい予定時間より遅れます。
「まだかまだか」というドキドキ感を演出するためにあえて少し遅らせてる気がしますね。
あと、ワンマンでなく、複数バンドの共演でも出演順、出演時間は公表されません。
その辺はきっちりタイムテーブルが公表されるフェスとは違います。
対バンだと持ち時間は同じくらいで、オープニングアクト(前座)になると「メインバンド1.5 : 前座0.5」くらいの配分かと思います。
終演時間も特に記載はないです。
演奏時間は、だいたい1〜2時間ほどでバンドや会場によって差があります。
武道館とか大きい会場の方が演奏時間が長い傾向があります。
整理番号
中規模以上の会場になると「A◯◯ーB◯◯ーC◯◯」という区分けになってることがあります。
当日は、会場の前にA、B、Cそれぞれ何ブロックかに分けてズラッと並びます。
本当に番号順にキッチリ並ぶわけではなくて、「なんとなくこの辺かな」という場所にいてスタッフの誘導に従えば大丈夫です。
ドリンク代
だいたいかかることが多く、かかる場合は基本500円です。
武道館とか幕張メッセ、さいたまスーパーアリーナなど大規模な会場だと必要なく、中規模くらいまでのライブハウスだと必要になる傾向があります。
子どもの入場について。
子どもの入場も公演によって変わってきます。
「小学生までは無料」「4歳までは無料」「未就学児童入場不可」など記載があるので、子連れを検討してる方は確認しましょう。
さいごに
「チケットの購入方法とチケットの見方」の紹介でした。
ここ数年で転売防止の風潮が高まっているので、今後チケットのルールに変化があるかもしれません。
すでに電子チケットを導入しているところもあるようです。
ただ、今のところ大多数は紙チケットだと思いますので、この記事の内容を参考ににしてもらえたらと思います。
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