
以前エレクトロスウィングを紹介する記事を書きました。
その記事に載せた曲は全て洋楽。
あえて洋楽に絞ったわけではないんですが、当時邦楽のエレクトロスウィングは一組も見当たらず。
日本発のアーティストがいないのは寂しいなと思っていたところ、「Japan Electroswing のパイオニア」と名乗る女性シンガーを発見したので紹介します。
日本唯一のエレクトロスウィング・シンガー 水崎うき
プロフィールはオフィシャルサイトとファンクラブ会員募集のCAMP FIREのページに詳しいです。
「About | Uki Mizusaki Official Site」
「シンガー水崎うきのファンクラブ【Water*Drop】会員募集中! | campfire」
その他SNS。
Twitter
Instagram
Youtube 公式チャンネル
出身は愛知県名古屋。
10代の頃からコンセプトカフェ(メイド喫茶)で合計7年働き、アイドル、アニソンバンドなど音楽活動を始めます。
年齢は非公表ですが、経歴と見た目から普通に20代中盤くらいでしょう。
それまではエンタメ活動全般、趣味の延長だったそうですが、2017年に転機が。
2017年にジャズレコードのサンプリング×四つ打ちのエレクトロという新ジャンル「エレクトロスウィング」という、音楽と衝撃的な出会いをする。
今まで活動してきたジャンルとは全く違うがエレクトロスウィングが自分の人生をかけてやりたい音楽になる。
2017年5月にはクラウドファンディングにて目標の100万を大幅に越える170万を集め、その資金を元に1stCD「BLUE×MOON×CAT」を自主制作。
2017年5月というと、エレクトロスウィングに出会ってまだ数ヶ月。
いくらそれまでも音楽活動をしてたとは言え、行動力と実現力がスゴい。
いかにエレクトロスウィングとの出会いが決定的なものだったか伝わってきます。
そして、調達した資金で1stアルバム「BLUE×MOON×CAT」を2018年3月にリリース。
CDは下記サイトから購入できます。
1st electroswing CD「BLUE×MOON× CAT」 – 喫茶ミズサキ – BOOTH
オリジナルは「BLUE×MOON×CAT」の一曲(曲の元ネタは「singsingsing」)。
残りはエレクトロスウィングにハマったキッカケ、フランスのシンガーDimie Catのカバーです。
2: BLUE×MOON×CAT
3: La voiture
4: Pasta e Basta
5: Glam!
youtubeのダイジェスト版動画。
水崎うき Discograpy & ネット上で視聴できる音源
album | 2018.03 「BLUE×MOON×CAT」 |
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single | 2018.10 「SPOOKY STEP!」 2018.12 「V.E.S.P.A (Dimie Cat cover )」 2019.03 「Land Jump」 2019.04 「ネオンテトラ」 |
各音源は公式youtubeチャンネルの他、iTunes、各サブスクリプション等で配信してます。
配信されてる曲からいくつか紹介します。
「Land Jump」 2019.03
記事執筆時点でspotify、apple music共に一番再生回数が多く、個人的にも一番気に入った曲です。
王道のエレクトロスウィングサウンドに力強く妖艶なボーカルが堪能できます。
邦楽のエレクトロスウィングが見当たらなかった時、自分の中で「やっぱりこのテイストに日本語を乗せるのは難しいからかも」と思ってました。
水崎うきさんを知った時もその辺が気になってたんですが、聴いた瞬間にそんな心配は吹っ飛びました。
歌唱力の高さと声質もあいまって、日本語歌詞でも全く違和感がない、というかバッチリハマってます。
「Japan Electroswing のパイオニア」という看板は伊達じゃないと思いました。
「SPOOKY STEP!」 2018.10
2曲目のオリジナル曲でハロウィン・ソング。
ビジュアルイメージや曲のコンセプトから元メイドカフェの店員経験やコスプレ趣味の影響を感じます。
「ネオンテトラ」 2019.04
最新曲。
「ネオンテトラ」というのは熱帯魚の名前みたいです。
まだyoutubeには上がってないようですが、サブスクリプションでは配信されてます。
さいごに
水崎うきさんのTwitterをのぞいたら、スチームパンクの話題をツイートしていて。
自分も以前の記事の中で合わせて紹介したんですが、やっぱりこの2つは相性がいいようです。
「Land Jump」の衣装やアイテムもスチームパンク的ですし。
一人アイコン的な存在がいると広まりやすいと思うので、エレクトロスウィングとスチームパンク普及のためにも今後の活動に期待したいです。
ちなみに日本のスチームパンクの第一人者的な存在に五十嵐 麻理さんという方がいて、五十嵐麻理さんのブログ「スチームパンク大百科」でもエレクトロスウィングが紹介されています。
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