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クロマニヨンズのベーシスト、小林勝。通称コビー。
コビーは以前SADSというバンドに所属してたのを知らない人もいると思うので紹介します。

SADS自体は知ってるクロマニファンは「あの『忘却の空』のベースがコビー!?」ってなると思います(なりました)。

実はクロマニヨンズよりはるか前からコビーのベースをよく聴いてたという。

この記事を書いたキッカケはSADSが一躍有名になったTVドラマ「池袋ウエストゲートパーク(2000)」のアニメ化が決まったため。

「忘却の空」は「池袋ウエストゲートパーク」の主題歌として大ヒットしてます。

[ロゴ画像] (c)石田衣良/文藝春秋/IWGP製作委員会

SADSと「忘却の空」と「IWGP」について

SADSはボーカル清春を中心としたロックバンド(1999 – 2003、2010 – 2018)

清春はその前は「黒夢」というバンドで活動していて、黒夢もヒットチャートでよく名前を見る人気バンドでした。

SADSはドラマ「池袋ウエストゲートパーク(IWGP)」でブレイク

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「IWGP」は石田衣良原作、宮藤官九郎脚本で2000年に放送されていたTVドラマ。

舞台は東京・池袋西口公園、通称「池袋ウエストゲートパーク」。
その近くにある果物屋の息子・真島マコト(長瀬智也)が、知人たちから依頼されて、当時の社会背景を下敷きにしたトラブルを解決していくストーリーです。

制作陣も豪華だけど、俳優陣も「長瀬智也、窪塚洋介、加藤あい、山下智久、佐藤隆太、阿部サダヲ、坂口憲二、森下愛子」と豪華すぎる顔ぶれ。

「渡辺謙、妻夫木聡、小雪」も出演しててほぼ脇役ですからね。

クドカンのコミカルな作風も斬新だったし、窪塚洋介のキングもカッコいいし、ストリート感溢れる物語も面白いし、ドラマはカルト的な人気を得ます。
視聴率確認したら毎回15%前後とってたみたいです。

自分もハマって、小説版のシリーズも5巻くらいまで読みました。
(シリーズは続いていて、2019年時点で最新刊は13巻)

SADSの4thシングル「忘却の空(2000)」は「IWGP」の主題歌に起用されて、この曲もドラマに最高にハマってて大ヒットします。

忘却の空
sads
2000/01/01

オフィシャルのフル音源は見当たらなかったので載せませんが、一応MVはyoutubeに上がってるみたいです。
MVもいいけど、ドラマ版の映像もシュールでくだけた演出でいい感じでした。

「忘却の空(2000)」の勢いで、SADSは2nd album「BABYLON」もヒットして、世間的に一気に認知されます。
バンドとしてはこの頃が最盛期と言えます。

コビー、SADSの最盛期にベーシストとして所属

小林勝(コビー)

小林勝(コビー)
[画像引用元]「行くぜロックンロール!ザ・クロマニヨンズがみせた貫禄のツアーセミファイナル! | ライブレポート | EMTG MUSIC」

SADSはメンバーチェンジを繰り返していて、コビーが在籍していたのは2000年から2003年。
ちょうど「忘却の空」「BABYLON」で勢いにのってた時期に重なります。

ただ、気になったのは当時よく目にした「忘却の空」のMVにもコビーはいたのか?ということ。
改めてMVを見てもコビーらしい人はいなく、そもそもベース自体出演してなさそう。

確認すると、コビーがSADSに参加したのは2000年からで、最初はサポートメンバー。
同年の年末に正式メンバーになっていて、「忘却の空」はサポートメンバー期間にリリースされてるのでMVには映ってないようです。

画像を見るとわかる通り、コビーの右腕には入れ墨が入ってます。
これはSADS在籍時にメンバー全員で入れたらしく、「SADS THE ROSE GOD GAVE ME」と彫られてます。

「THE ROSE GOD GAVE ME」はSADSの3rdアルバムのタイトル。

クロマニのコビーとSADSってビジュアルイメージにギャップがあって、当時の格好がすごい気になったんですが、画像は見つけられませんでした。
それっぽいのは見かけたんですが、いまいち本人かわからない…。

ちなみにドラムのカツジ(桐田勝治)も確認したら、黒夢のアルバムに参加してました。
クロマニヨンズと清春にこんな接点があったとは意外です。

こぼれ話的なゼリ→とハイロウズとピストルズの話

あまり直接的じゃないけど書きながら浮かんだヒロトと清春のつながりについて。

2000年頃、JELLY→というロックバンドが「おもちゃのピストル」という曲でメジャーデビューします。
このバンドは個人的にある意味すごい印象に残ってるバンドで。

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第一印象はファッションも曲名もジャケットのタイポグラフィもピストルズを意識してる感じ。

が、CDを聴いてみたら、すごい違和感が(良し悪しとは別問題で)。
前面に見えるのはピストルズだけど、音の背景には全然ピストルズが見えないというか。

これはパンクロックというより、ビジュアル系では?と直感的に感じます。
あとあと知ったところでは、実際前身バンドはビジュアル系で、当時ビジュアル系寄りの音楽雑誌でよく取り上げられてます。

少女漫画「NANA」のバンドもモチーフはピストルズだけど、映画版で演奏してる曲は初期パンクではないのと近いイメージ。

でも、ゼリ→は実際にピストルズのオリジナルメンバーとがっつり絡んでるんですよね。
3rd収録のピストルズのカバー「Pretty Vacant」やライブでグレン・マトロック本人と共演してます。

そんなアレコレで気になってたバンドでした。

そのゼリ→をデビュー時にプロデュースしてたのがSADSの清春。
そして、ゼリ→のYUTAROは後にSADSにベースとして、つまり、コビーと同じポジションで加入します。

ハイロウズとピストルズも同じ頃共演

ハイロウズのヒロトやマーシーがピストルズに強い影響を受けてるのは有名な話。
ピストルズは1996年に来日公演をしていて、その時のオープニングアクトを務めたのがハイロウズ。

ハイロウズもゼリ→より少し前にグレン・マトロックと共演してます。

ピストルズという共通点でも【清春・ゼリ→・ピストルズ・ハイロウズ】とヒロトと清春は繋がるなとふと思いました。

さいごに

アニメ版で「忘却の空」が使用されるか分かりませんが、「忘却の空」の流れない「IWGP」はちょっと考えられません。

そこはぜひ踏襲してほしいところ。
でも、タイアップ的に新しい別の曲が起用されるような気もしますね。

どちらにしてもアニメ関連の話題で「忘却の空」を耳にすることがあると思うので、この機会にベースを弾いてるのはコビーだと知ってもらえたらと思います。