新しくイヤホンを買ったので、その感想と個人的なイヤホンの選び方・買い方の紹介です。
自分自身、買う前にそんな念入りに調査する方でもないので、簡単な内容ですが参考になれば幸いです。

これまで使ってたイヤホンと新しく買った理由

これまで使ってたのはaudio-technica ATH-CKS99

最初、3年位前にこれと同等のモデルのイヤホンを買ったら1年以内に故障。
後継機のこの機種と無料で交換してもらって2年弱使用してました。

買い換えたキッカケは片側のケーブルが断線して音が出なくなったため。
断線したのは夜寝ながら着けてたら寝返り打ったりしてねじったからと思われます。

『こんな使い方してたらいつか断線させそう』と思いつつ、壊れる前の2週間だけ寝ながら使ってたら、本当に断線してしまいました。。

残念は残念でしたが、1万位で3年程使えたので元はとれたかなと思います。

新たに購入するイヤホンの候補

購入の流れは【ネットで物色】→【実店舗で試聴】の簡単2ステップ。

予算はとりあえず前回同様1万前後を念頭において、まずは価格.comとかで物色しました。

見た目と直感とレビューを参考に気になる機種を絞ります。

なんだかんだ見た目も重要ですよね。
やはりカッコイイなと思うもので聴きたいし、それに見た目と品質は比例していることの方が多いと思います。

ザッと見て、数十分で↓の3つが候補に残りました。

audio-technica SOLID BASS カナル型イヤホン ブラック ATH-CKS1000

元々使ってたATH-CKS99の上位機種なので、一番無難で安心な選択かなと。
若干古いモデルですが、まだ扱ってる店舗はあり、値段も下がって1万ちょっとと予算の範囲。

ONKYO カナル型イヤホン セミオープン/ハイレゾ音源対応/コントロールマイク付 ブラック E700MB

これも予算の範囲内で第一印象とレビューも悪くなかったので。

JVC HA-FX850 WOODシリーズ カナル型イヤホン リケーブル/ハイレゾ音源対応 ブラック

同じくパッと見、なんとなく。
HA-FX850は25,000円前後〜と予算を超えてますが、シリーズでHA-FX650、HA-FX750、HA-FX1100とあり、650なら約10,000円です。

個人的なイヤホンの選び方のポイント

予算を除けば、選ぶ一番のポイントはもちろん音質が気にいるかどうかと、見た目。
あとは自分は主に外で移動中に使用するので、遮音性、音漏れ、装着感を重視してます。

この辺は実際触らないとわからないので、店舗での確認になります。
音質も『百聞は一聴に如かず』なので評価が上々でも聴いてみないとわかりません。

最近は量販店でも試聴できる場所が増えてますしね。
イヤホンの選び方の基本にして最大のポイントは
いつものポータブルオーディオでよく聴くジャンルで試聴すること
に尽きるんじゃないでしょうか。

イヤホンに関しては他の家電と違って『再生周波数帯域』などのスペックは、特に気にしなくていいと思います。

値段もスペックも分かりやすく品質に直結しているとは限りませんし、自分の好みかどうかの判断基準にはなりづらいです。

店舗での試聴と購入した機種

東京近辺であれば、試聴は秋葉原がオススメです。
駅の近くにヨドバシカメラとeイヤホンがあるので、自分は試聴する際はこの2店舗をハシゴします。

直接店員さんに質問したい場合はeイヤホンが良いかと。
eイヤホンは丁寧に接客してる場面を見ますし、量販店は店員でもオーディオは専門外の人が多い(気がします。)

見方を変えると、積極的に接客についてくる雰囲気はないので、ゆっくり試聴したい場合はヨドバシがいいかもしれません。
オーディオの売り場も広いですし。

今回は最初に、eイヤホンに行きました。
その週に『マツコの知らない世界』でeイヤホンのスタッフが出演したせいか、あまり広くない店内は結構賑わってました。

試聴してる人も多かったですが、なんとか候補のイヤホン含め、20機種以上は試聴できました。

メーカーは色々で値段も数千円のものから、5万以上のものまで様々。

最終的に購入した機種はというと、、
もう記事タイトルでわかる通り、JVC HA-FX850

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インナーイヤー・ヘッドホン HA-FX850 製品情報 | JVC
JVC HA-FX850 WOODシリーズ カナル型イヤホン リケーブル/ハイレゾ音源対応 ブラック

正直、圧倒的でした。

聴いた瞬間に『ウワッ』っという驚きがあって、それまでは数分ずつだったのに、これだけは10分以上色んな曲を聴いてました。

今まで聴きなれた曲がグッと磨かれたように新鮮に響いて聴き入りました。

力強いのに細やかで、音や声の存在感をしっかり際立たせるのに押し付けがましくなく、自然な感じ。
『もし毎日これで音楽聴けたら贅沢だなぁ』と思わされました。

向いてるジャンルは幅広いですが、自分は特に中高域の女性ボーカルの曲を聴くのにいいと思いました。

同シリーズの違いは、約1万円のHA-FX650は比較すると解像度が甘く、音の輪郭がボヤける気がします。

数千円差の750と850の違いはそこまでは大きくなく。
でもやはり、850の方が高級感、艶やかさ、聴き応えで上回ってるかなと。

850と1100では自分の耳では正直そこまで違いは分かりませんでした。

デザイン的には唯一木目がblackの1100が一番気に入ってたんですが、値段も1万近く高かったため、音質の差が大きくないならと850で決めました。

余談ですが、後に知人にこのイヤホンとポータブルプレイヤーで曲を聴いてもらったことがあります。
どんなリアクションをするかという興味本位で目的は言わずに『とりあえず聴いてみて』と。

ちなみにその時の曲はエレカシの「listen to the music」。宮本さんの歌声が最高に活きた名曲です。

聴き始めてすぐ自分が何を言わんとしたのかわかったようでした。

「凄いねコレ…。」としばらく聴き入ってました。

「イヤホンなんて付属のもので十分」という人には(まさに知人はそんな感じ)、大げさではなく別次元の感動と驚きが味わえると思います。

HA-FX850 その他の感想

音質の他にFX850の感想をいくつか。
良い点としては、付属品が充実している点。

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イヤーピースが通常のSMLと低反発のものがSMと5種類付属しています。
イヤーピースは装着感だけでなく、音の聴こえ方も変わるというレビューもみかけますね。

コードをまとめるコードキーパーとコードを服に止めるクリップ、キャリングケースも使いやすく重宝してます。

また、ケーブルが着脱式で交換できるとういのも大きいです。
今回まさにケーブルの断線で買い替えに迫られたので、断線してもケーブルの買い替えだけで済むというのは有難いです。

マイナスポイントとしては、個人的に重視すると言っていた『遮音性、音漏れ、装着感』
これらが全てイマイチです…

この点に関してはオーテクのATH-CKS99に圧倒的に軍配が上がります。
ATH-CKS99の装着感は(特に個人的にハマったというのもあるでしょうが)特筆するものがありました。

耳掛けもないのに、普通にジョギング中に使って全くブレなかったのは凄いと思います。

HA-FX850は悪くはないんですが、決して良くはなく、星5つ中2.5〜3という感じ。

言い方を変えると、そんなマイナスを補ってもあまりあるほど音質に惹かれたということでもあります。
予算的にも1万円からプラス1万5千円の値段でも気持ちを動かされた程でした。

もし、イヤホンを買い換えるタイミングが来たら、ぜひHA-FX850も候補にいれてお試しください。

蛇足かもですが、最後に補足。
音質重視でイヤホンを選ぶなら音源やオーディオ機器もやはり重要です。

いくらイヤホンが良くてもビットレートが128kbpsのデータだと性能を十分発揮できません。

自分の実感だと256kbps以上だと十分ですが、データは普段非圧縮のflac形式で録音していて、ポータブルオーディオはsony walkmanのAシリーズ(試聴もこれ)。
家だとONKYOのサウンドボードを刺した自作PCで聴いてます。

作業中はmacbookでapple musicもよく聴きます。
ただ、(確かapple musicは256kbpsですが)、HA-FX850を使ってもmacbook × apple musicだと他の2つと較べて物足りなく感じます。

イヤホンをしっかり選ぶなら、音源、機器も自分の満足できるものを検討するといいかと思います。

おまけ:ジョギング用のイヤホンも購入しました

とてもじゃないけど、FX850は運動中は使えないので、ジョギング用のイヤホンも買いました。
選んだのはさっき装着感を絶賛したオーテクのスポーツ用イヤホン。

audio-technica SONICSPORT カナル型イヤホン 防水仕様 スポーツ向け ブラック ATH-SPORT2 BK

耳掛けなどで固定するタイプが多い中、これは耳かけなしでしっかり固定できるのが良かったです。
イヤピースもXS、S、M、Lの4種類と、より遮音性が低い(外の音が聞こえやすい)タイプのイヤピースS、M、Lが付属。

値段も約2,500円と手頃で音質もオーテクなので十分。

スポーツ用イヤホンは試聴できないと思うので、特に複数のサイズのイヤピースがついてる点でこの機種はお勧めです。