【名盤】マスドレ・宮本菜津子のソロアルバム「なまみ」がapple musicとspotifyで配信開始。

MASS OF THE FERMENTING DREGSのヴォーカル、宮本菜津子の1stソロアルバム「なまみ」が昨年5月3日に発売。
発売当初は、流通なしで、販売はライブ会場か一部取扱店のみだったが、今年3月7日にapple musicとspotifyでの配信が開始された。

そこまで期待せずに聴き始めたんだけど、予想以上にハマり始めているので、まだ聴いてないという方にぜひオススメしたい。

宮本菜津子 1stソロアルバム「なまみ」

「なまみ」 収録曲

  • 01. 人ごみ
  • 02. EIM -everyday is monday-
  • 03. 笑う人
  • 04. うたを歌えば
  • 05. delayed brain
  • 06. 静寂と壁と闇 -PUBLIC NOISE FADE OUT-
  • 07. スローモーションリプレイ
  • 08. Re:たんたんたん
  • 09. decision

収録曲は全9曲で、内3曲はカバー。
「05. delayed brain」はnumber girl、「06. 静寂と壁と闇」はChomolungma Tomato(チョモランマトマト)、「07. スローモーションリプレイ」 はセルフカバーとなっている。

カバーじゃないけど、「03. 笑う人」はイントロで一瞬ニルヴァーナかと思った。
実際、アコースティックギター一本でニルヴァーナをカバーしてたらそれはそれで良さそう。

「なまみ」 レビュー

オリジナルもカバーも全曲シンプルな弾き語りでじっくり聴かせるようなミディアムテンポなナンバーとなっている。
轟音を鳴らし、軽やかな疾走感が魅力だったマスドレの対極にあるような一枚だ。

ただ、マスドレの先入観をもって聴いても肩透かし感はなく、純粋に新たな一面として楽しめると思う。

個人的に、楽器がアコースティックギターだけのアルバムをあまり聴かないこともあって、とにかく新鮮な聴き心地だった。

そして、改めて思ったのが、宮本菜津子の声の良さ。
「良い素材はできるだけ手を加えずに料理した方が美味しい」のと同じように、楽器も凝ったアレンジも全然必要ないと思わせる。

伸びやかで、透明感があって、でも聴きごたえのある重みと鋭さもあって。
良い意味で力が抜けていて、気楽に聴けるけど、じわじわと響くものがある。

なので、最初は「お、いい感じ」くらいの印象だったんだけど、気づいたら中毒的に聴き返していて、「これはもしかしてものスゴい名盤なのでは…」と思い始めている。

音楽的に、マスドレよりリスナーの射程が広いだろうし、これを機にぜひ色んな人に聴いてほしい。
全編通して素晴らしいアルバムだけど、しいて言うなら「08. Re:たんたんたん」が一番オススメ。

曲を聴く前からテンションが上がったポイント

個人的に特筆したいのが、チョモランマトマトの「静寂と壁と闇」がカバーされていたこと。
このバンドはそこまで跳ねなかったけど、2nd「Limelight Blue on the Q.T.」で知った際はライブにも行ったし、期待していたバンドだった。


Limelight Blue on the Q.T.

でも、3rdで1st2ndの方向性から逸れて、せっかく掴んだファンも離れてしまい、失速していった(ような気がする)。
そして、結局4枚のアルバムをリリース後、2016年に活動休止。

なんとなく残念に思っていたので、特に好きな「静寂と壁と闇」がカバーで歌い継がれたことが嬉しかった。

やっぱり良い曲はちゃんと誰かのアンテナにひっかかるんだな。
と思ったら、今のマスドレのギターがチョモトマの小倉直也のようだ。

宮本のカバーももちろん良いけど、この曲は本家の石井成人のvocalでも聴いてほしい。

残念ながら「静寂と壁と闇」の動画はなかったので、同じ2ndの「vote creative sounds −クソみたいな印税−」の動画を貼っておく。
マスドレ、ナンバガ好きならきっと気にいるんじゃないだろうか。

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