【職業訓練で正社員に】若者正社員チャレンジ事業の内容と体験してみた感想

自分は30を超えて実務未経験からWebデザイナーになりました。
その経験をもとに、これから志望してる人の参考になりそうなトピックについて書いていきます。
『【未経験からWebデザイナーになるには】目次』

今回の内容は【職業訓練で正社員に 若者正社員チャレンジ事業の内容と体験してみた感想

前回の記事では「求職者支援制度の内容と体験」について書きました。
今回はもう一つ利用させてもらった【若者正社員チャレンジ事業】について。

就職に必要な研修を受けられ、求人の紹介、採用までサポートしてもらえるという手厚い制度です。
しかも無料どころか、条件が適えば奨励金(月最大10万円)を支給してもらいながら就職活動ができます。

そこまでいくと逆に怪しい気さえしますが、国や都が主導して行ってるものなので全然怪しくありません。

体験談も交えつつメリット・デメリットを紹介しますので、正社員を目指している方はぜひチェックしてみてください。

【一点補足】
このブログでは主に「Webデザイナーになる方法」について書いてきましたが、「若者正社員チャレンジ事業」はWebデザイナーに特化した制度ではありません。

また、この研修を通してWebデザイナーになれたわけでもありません。
就活中に体験したことの一つとして参考に書きました。

ただ、この制度を通してWebデザイナーになれる可能性もありますし、正社員全般で考えてる人にはオススメできる制度です。

もし、職業訓練でWeb制作を学びたいという方がいたら、求職者支援制度の記事の方を参照ください。
「【職業訓練でWebデザイナーに】求職者支援制度の内容と体験してみた感想」

若者正社員チャレンジ事業とは

自分は5年近く前にこの事業に参加しました。
都から委託されたヒューマンリソシアという派遣会社が実施していたものです。

今回改めてこの制度について確認してみたのですが、正直厳密な全容は掴めていません。
[参考]ハロートレーニング(就職に向けてスキルを身につけたい方へ)

上の図の「雇用型訓練ー若者チャレンジ訓練」にあたると思のですが、他の2つとの違いもよくわからず。
実際、参加していた当時からあまり気にしていませんでした。

なので、厳密な制度内容はさほど重要ではないので、とりあえず大きなポイントだけ確認します。
次の3つが特徴といえます。

  • 正社員を目指して求職中の人を対象に「カウンセリング、セミナー、企業紹介、実習、奨励金制度」を提供し、サポートしてくれる制度。
  • 主に行政が人材派遣会社などに委託し、派遣会社が運営。
  • 年齢制限など参加・奨励金をもらうには一定の条件がある。

この基本的な部分は当時と変わっていません。
ただ、現在事業を受託しているアデコやインテリジェンスのサイトを見ると以前とは若干違うところもあるようです。

例えば、「対象年齢29歳以下」。自分の時は「大学・高校卒業から◯年以内」という形でした。

対象年齢など細かい部分は派遣会社や時期によって変わってくる可能性があるので、要確認です。

若者正社員チャレンジ事業の流れ

インテリジェンスの「若者正社員チャレンジ事業」を参考に流れをまとめます。
若者正社員チャレンジ事業

研修の流れ
①参加申し込み

…サイトのお問い合わせフォームから申し込み

②事前カウンセリング&事前セミナー

…志望、悩みや問題を共有したり、働くことに対する心構えをいっしょに考え、実習スタートに備える。

③合同企業説明会

…若い力を求める受入企業が自社をアピール。興味のある企業の採用担当者と詳しい話などをしながら実習先を選ぶ。

④実習先企業の決定

…仕事内容や社風を見て、自分に合いそうな企業、興味を持てた企業を選択。

⑤実習前セミナー

…実際の現場に出たり、接客をしたりする企業内実習に備え、スムーズに働けるようセミナーを受講。

⑥企業内実習(約20日間)

…実際に正社員として働くことを想定した、約20日間の実習がスタート。しっかり時間をかけて、自分に合った職場かどうかを知ることができる。

⑦応募・面接・採用へ

…実習を通じて「この企業で働きたい!」と感じられたら、応募、面接、そして採用へ。めでたく正社員としての生活がスタート。

自分が受けた研修との共通点・違い

全体の流れも以前と同じですね。
ただ、大きく違うところもあって、最近のものはパソコン講座などの座学がないようです。

自分が受けた際は「word、office」といったオフィスソフトから簿記の基礎講座までありました。
確かに簿記は人によっては不要なので、なくてもよかったと思いますが。

「自己啓発・ビジネス研修・面接対策・履歴書の添削」といった一般的に必要な研修はあるようです。

自分も名刺の渡し方から敬語の使い方、グループワークでの「働く」をテーマにしたディスカッションなどをやった記憶があります。

合同説明会後、企業内実習を実際に現場で働けて、双方問題なければ採用、という流れも同じです。

ただ、当時は合同説明会があったのはほんの数日で、そこで良い会社が見つかればラッキーという感覚でした。

本番はそのあと会場内にずらっと張り出された求人票をみて各々で応募する就活。
もちろん手続きに関しては全て派遣会社の事務局がやってくれました。

若者正社員チャレンジ事業の体験談・メリット・デメリット

最初に結果を書くと自分はこの制度を通してWebデザイナーにはなれませんでした。
申し込んだ段階でちょっと失敗だったというか、一言書いておきたいことがあります。

自分はこの前に「求職者支援制度」で「IT/Web」関連の講座を受け、Webデザイナーでの就活を考えてました。
その時ヒューマンリソシアの「若者チャレンジ事業」の広告を発見。

最初に書いたように制度的には特にWebデザイナーに特化していません。
また、特に正社員を重視していたわけでもありませんでした。

「じゃあ、なぜ参加したのか?」というと、広告はいろんなターゲットに特化したものを発信してたのでしょう。自分が目にした広告はまるで「Webデザイナーになるためのサービス」みたいな内容でした。

研修内容も「Web制作講座」という印象を受けました。

そのあと説明会にいって誤認だと気づいたのですが、最後に質問にいったら「でもWebデザイナーの求人もありますよ」と。
「なら奨励金も出るし、参加してみようかな」と(優柔不断)。

のちに他のデザイナー志望者に聞いたら「自分も騙された」と言ってましたね…。

実際、合同説明会や研修会場に張り出された求人を見ると「Webデザイナー」の求人数は残念な感じでした。

ゆうに200件を超える求人はほぼ「営業」や「事務」(すごい数ですが、研修生の数も150人以上)。
その中で「Webデザイナー」はわずか数件…

デザインの求人が増える見込みもなさそうだったので、研修期間が終わる前に見切りをつけ、辞退することにしました。

若者正社員チャレンジ事業のデメリット

実体験から言って、まず注意すべきなのは自分の望む職種の求人がないかもしれないこと。
それが最も重要で、デメリットにもなりえるポイントだと思います。

「営業」などは常に一定数あるでしょうが、特定の専門職希望の場合は確認しておいたほうが良いです。

その他気をつけるところとしては、

  • 100%正社員になれるわけではない。
  • 奨励金がでないかもしれない。

自分が参加した事業では一度「企業内実習」に行って採用に至らなくても、研修期限内であればまた別の企業に申し込めました。

でも、期限(確か1ヶ月ほど)が過ぎれば当然そのまま終了となります。
100%就業が保証されているわけではありません。

現在の規定は派遣会社によっても変わってくるかもしれませんが、期限が決まってる点は同じでしょう。

また、奨励金が出ないとその期間収入なしで動くことになるので、場合によっては参加自体難しいかもしれません。
(自分の時は全員もらってた気がしますが、条件が厳しくなったのかもしれません)

若者正社員チャレンジ事業のメリット

不満やデメリットも言いましたが、普通に考えたらすごくありがたい制度だと思います。

無料orお金をもらえて、研修から就活全般をサポートしてもらえるなんて至れりつくせりです。

自分は残念な結果でしたが、応募期間が始まると次々に「実習が決まった」「採用が決まった」というニュースが聞こえてきて、会場は良い熱気で溢れてました。

後日、6人くらいで集まって食事をした際確認すると自分以外は全員採用。
最後まで決まらなかったのは少数のようでした。

ちなみにWebデザイナーで決まった人は聞く限りゼロ。(元々志望者も数えるほどでしたが)
その他プログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニアはそこそこ(10人位)決まってました。(全員未経験)

やはり実務未経験のデザイナー職はなかなかハードルが高いと再認識しました。

その他メリットとしては、純粋に良い経験になったというのがあります。

営業志望の人が多かったことせいもあるでしょう、
みんな積極的でモチベーションが高く、すごく良い刺激がもらえました。

全員若くてほぼ同年代なので馴染みやすかったですし。
大学みたいとまではいきませんが、研修や休憩時間など和気あいあいとしていて普通に楽しかったです。

ある程度社会人経験のある(そして、一度失敗してる)人が多かったので、いろんな経験を聞けてためになりました。

さいごに

「職業訓練・若者正社員チャレンジ事業」の紹介でした。

特定の専門職以外を目指していて、「正社員になりたい!」という人には文句なしにオススメです。
Webデザイナーを目指してる人にはあまり期待値は大きくない、という点で参考にしてもらえたらと思います。

 
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