これから初めてライブに行く人向けに、数回に分けてライブの参加方法について紹介します。
どのライブにも共通することが多いですが、ここで主に「モッシュ」や「ダイブ」が起こるロックバンドのライブを対象としています。
第3回は「着替え、ロッカー。開場から開演までの流れに」について。
自分の経験を踏まえつつ、一通りの流れと注意点を説明しているので、ザッと目を通してもらえたらと思います。
開場〜開演までの流れ
「開場」というのは会場がオープンして入場する時間で、「開演」は実際にメンバーが登場して演奏が始まる予定時間です。
この間はだいたい1時間くらいのスパンがあるのが一般的。
「開場」は予定時間通りオープンしますが、「開演」はやや遅れるのが通例です。
開場前どのくらい前に到着すべき?
これはケースバイケースでなるべく余裕をもってとしかいえませんが。
グッズ販売が開場時間前にあったり、整理番号が前の方だったら、早めに行った方がいいし、後ろの方ならあえて遅らせて行くのもありです。
自分は冬場は待っている時間寒いので、開場時間より遅れて行くことが多いです。
入場するときの方法は?
開場時間が近づくと入り口付近でスタッフが誘導してくれるので、整理番号順に並びます。
番号順に並ぶと言っても正確に順番通りには並ぶ訳ではなく、だいたいの場所にいればOK。
スタッフが一定の間隔で「整理番号◯◯番までの人は入場してください」と呼ぶので、それに合わせて数十人ずつ入場していく感じが多いと思います。
いずれにしても、開場時間になれば会場近くにスタッフがいるのでその案内に従えば大丈夫です。
後ろの方だと実際入場できるまで数十分かかることもありますね。
一度だけ、入場が「開演」時間までに間に合わなったことがありますが、そこまで時間かかることは滅多にないでしょう。
入場するときの注意点は?
入場前は会場の敷地外で並ぶこともあるので、近隣に迷惑をかけないことは意識しておきたいです。
この辺はどのライブハウスもかなり気を使ってると思います。
並んでる列が広がって道をふさいでてスタッフに注意されてるのをたまに見かけます。
入場時の手続きは?
自分の番がきたら扉のところにスタッフがいるので、チケットを渡して、切り取り部分をちぎってもらいます。
そのすぐあとにドリンク代が必要な場合はドリンク代を払って、ドリンクチケットをもらって入場します。
ドリンク代の相場は500〜600円。
なるべくお釣りがないように小銭を準備しておけると良いですね。
ツーマン以上のライブだと、入場の際に「どのバンドが目当てですか?」と聞かれることもあります。
また、撮影機器等の手荷物検査がある場合もありますが、バッグの中をパッと見せるだけで、正直形だけな感じです。
ハイスタクラスだと、身分証の提示を求められる場合もあるかもしれません。
ただ、今のところ大半の公演はそこまでややこしいことはありません。
着替え、ロッカーについて
入場したらロッカーで着替えて荷物を預けてフロアに移動します。
ロッカーは行きも帰りもとにかく混むのでスムーズに済ませたいところです。
どの会場にもロッカーはありますが、数が少ないと最悪全部埋まってることはありえます。
入場順が後ろの方で心配な場合は、車で行ったり、駅など付近のロッカーの利用も検討した方がいいでしょう(予測しきれないところですが)。
自分はロッカーが使えなかったことないですが、ギリギリな雰囲気のことは結構あります。
あと「ロッカー空いてた!」と思って荷物しまって鍵閉めようと思ったら鍵が壊れてることもたまにあります。
料金はだいたい300円、大きいサイズのロッカーがあると500円です。
近くに両替機があったり、グッズ売り場などでお金をくずせますが、これもなるべく小銭を用意しておくとスムーズです。
ロッカーが会場の外にあるケース
ロッカーは会場内の方が多いですが、外にある会場もあります。
その場合、外のロッカーで着替えてからの入場になります。
半袖に着替えてから入場を数十分待つこともあるので、冬場はロンTや羽織るものを用意した方がいいかもしれません。
良い大人が真冬に半袖なのはおかしな光景ですが、半袖のまま待ってる方も全然普通にいます。
ロッカーが中と外、両方にある会場もあります。
一度、中のものを使おうと入場したら全部埋まってて、もう一度外へ出ないといけないことがありました(その時はスタッフの許可で出れましたが、基本は再入場不可かと)。
外にロッカーがある場合は入場時にチケットが必要なので、ロッカーには入れないよう注意が必要です。
ロッカーは持ち物を入れてお金を入れると施錠できる形です。
必要なものを入れてしまうと、一旦開けて閉め直すのにまたお金がかかってしまいます。
(人に注意してますが、これ何度もやったことあって毎回地味に凹みます。。)
クロークで荷物を預けられる会場もある
ロッカーの他に会場のクロークに預けられるケースもあります。
これがあると間違いなく預けられるので安心です。
袋につめてクロークのカウンターで預けると、引き換え用の番号札を渡されるので、ライブ後引き取りにいきます。
預ける際に名前や携帯番号を記入して、代金を払います。クローク代は500円くらい。
注意点としては基本的に貴重品とチケットは持参するよう案内があると思います。
(チケットでの入場前にクロークに預ける場合があります)
小さめのライブハウスはロッカーだけの方が多く、クロークはあまり見ないです。
ドリンクの交換について
ドリンクの交換は開演前、開演中、終演後、いつでも大丈夫です。
混むタイミングは公演によってマチマチで、混んでる時は交換を諦めるほど並んでることもあります。
ドリンクはドリンクカウンターでチケットを渡せば交換してもらえます。
メニューは全部がチケットの対象というわけではありません。
メニューをちゃんと見れば交換対象のものがわかるようになってるはずです。
チケット対象外のものは普通に現金での販売になります。
フロアでの飲食について
自分は今まで一度も飲み食いしたことないですが、普通に常識の範囲内でという感じでしょう。
禁止のところもあるかもしれませんが、開演前にドリンク交換して飲んでる人は多いですし、アルコールも特にNGじゃないです。
ペットボトルホルダーをズボンにつけて、演奏の合間に水分補給してる人もいます。
オールスタンディングエリアで何か食べてる人は…一度も見たことないですね。
これは禁止かどうか以前の問題だと思いますが。
グッズの購入について
グッズはアーティストのHPにもアップしていることが多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。
サイン入りのCDなど会場限定のグッズを販売していることもあります。
そういうものは入場順が後ろの方になるとなかなか買えないですが、それはもう仕方ないかと。
グッズは終演後にも販売してます。
荷物になるので帰りに買いたいこともありますが、在庫の保証はないので、欲しいものは開演前に買った方が安心です。
開演前でもグッズによっては売切れてて買えないことはよくあります。
トイレについて
これも一概に言えないですが、そこまで異常に混んでることはないと思います。
特に男トイレは。
やはり女性の方がいつもある程度列ができてる印象はあります。
ポイントとしては開演時間に近い時間に行った方が空いてます。
フロアの前方にいきやすいタイミング
入場が後ろの方だとフロアに行ったら、もう混み合っててなかなか前に行けないこともあります。
そういう時、前方のモッシュピットまで行きたい場合のポイントは3つ。
- 会場のできるだけ前方の扉から入る。
- (できれば無理じゃない範囲で)人をかき分けて行けるところまで行っておく。
- メンバーが登場して開演するタイミングで人がガッと動くので、その流れを利用する。
これだけでオールスタンディングなら整理番号とか関係なく、高確率で前に行けるはずです。
本当に一番前の列は難しいかもしれませんが、自分の経験だと数メートル前くらいなら行こうと思えばいつでも行けてます(ある程度慣れも必要かもしれません)。
注意点としては、予期せぬ場所に柵や段差があることもあること。
会場は暗くて人が密集してるのでよく分かりません。
事前にHPでフロアの様子を確認したり、少なくとも何かあるかもと思って移動した方が良いです。
さいごに
ライブハウスへの入場から開演までの流れの紹介でした。
フロアに行けば、後はライブがスタートするのを待つばかりです。
だいたいみんな連れと話してるかスマホいじってるかどっちかですね。
開演までフロアには曲が流れていて、このライブ前の曲を「SE」と言ったりします。
流れてる曲は確認できないので、気に入った曲が流れると曲名が知りたくてモヤモヤしますが、SEも出演アーティストのカラーが出るので、ライブの楽しみの一つです。
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