【JITTERIN’ JINN入門】元ジッターズが考えるジッタリン・ジンの現在とこれから

先に「ジッターズ」の説明を。
Jitters(ジッターズ)というのはJITTERIN’JINN(ジッタリン・ジン)のファンクラブの名称。自分がジッタのファンであり、元ファンクラブの会員ということです。

ジッタリン・ジンの説明も簡単にすると、

JITTERIN’JINNは1986年に奈良で結成した日本のバンド。
1990年に伝説のバンドオーディション番組「イカ天」でキングに輝き、メジャーデビュー。
同年「プレゼント」「にちようび」「夏祭り」が大ヒット、一躍脚光を浴び全国50箇所に及ぶ全国ツアーや日本武道館公演を果たす。

中心メンバーは
ヴォーカル 春川玲子(はるかわれいこ) 1968年10月24日生まれ。
ギター 破矢ジンタ(はしじんた) 1965年3月30日生まれ。
ドラム 入江美由紀(いりえみゆき) 1965年12月1日生まれ。

結成時のベースは浦田松蔵だが、1998年に脱退。以降はサポートメンバーが何人か入れ替わって担当。
作詞作曲は主にギターの破矢ジンタが手がけている。

この記事の内容は2つです。

【内容①】ジッタリンジンの現在の活動状況について

最近新たにジッタを知り、活動状態が気になる人がいると思うので。
結論を書くと、2011年5月のジッターズの会報で「活動を休止する」と報告があったそうです。

伝聞調なのは、自分は途中で会員を止めているため。
(継続の年会費を払い忘れて自動で解約になり、そのままになってました。今でも後悔…)

ということで「元ジッターズ」と銘打っておいて1次情報ではないのですが、2011年5月に、複数の現役会員のブログやネット掲示板で報告があったので、ほぼ間違いないです。

[参考]mixiのジッタリン・ジンコミュ

ファンクラブもバンド活動とともに休止、以降ライブやCDリリースなどの情報も確認できません。

【内容②】2010年にジッタが「活動停止」すると思った出来事について

自分の中で2010年に「このまま活動停止しそうだな」と思った出来事がありました。

もっと言えば、「ジッタリン・ジンの活動はこれで最後かも」と予感しました。

繰り返すと、2011年の正式なアナウンスは「解散」ではなく「休止」です。

「解散するかも」と感じたのはあくまで推測なので(現状当たってしまいそうな感じもありますが…)、参考程度に読んでもらえたらと思います。

【関連記事】
【JITTERIN’ JINN入門】ジッタリン・ジンの歴史とオススメの曲を紹介

ジッタリン・ジンの現在 CDリリース・ライブ活動について ー2017

休止していることは書いたので、休止前の活動についてもう少し詳しく。

最後のオリジナルアルバムが2008年の10th「カランバ!」で、これも元は2003年のファンクラブ限定のアルバムの全国版での再発。

つまり(2017年現在)約14年オリジナルを発表していなく、ライブ活動も確認したところ2009年12月のものが最後です。

[参考]JITTERIN’JINN:ライブ・コンサート・チケット | BARKS

ちなみに自分が最後に行ったライブは2009年7月の渋谷CLUB QUATTROでの少年ナイフとの対バン。

新曲も2011年まで年に1度のペースで出してましたが、FCやライブ会場限定。

一般発売したシングルは2001年の「サムライガール」、もしくは2010年の「なつまつり」(CD未発売でDL販売のみ)が最後といえます。

それから音沙汰がなく、FCでの報告通り、活動休止状態です。

公式HPもトップページのみで、数年前までアクセスできた掲示板やブログは非公開となってます。
http://jit-ter.com/

現在のTOPページ

以前公開されていたブログ「HY-SPY」のTOPページ(Internet Archive“Wayback Machine”でのスクショ)

活動状況について、客観的に言えることはこれがほぼ全てです。

活動休止前も世間的には活動してると認知されにくい状況だった

元々、初期の頃以外は目立った露出は控えていた印象でした。

2000年にホワイトベリーの「夏祭り」のカバーが再ヒットした頃も、自分の記憶にある限りテレビに出たのは1回だけ。

そのため、夏祭りがホワイトベリーのオリジナルだと思ってる人や、ジッタは解散してると思ってる人も少なくないと思います。

でも、実際はコンスタントに活動は続けていました。

自分がジッタリン・ジンを知ったのは2000年。それから2009年まで計6回ライブに行ってますが、毎回満員。
チケットを取れないことも多かったです。

世間的に「売れていた」のは1990年前半ですが、活動休止までずっと全盛期と言っていいほど、ライブの集客や盛り上がりに一切陰りは見えませんでした。

計10枚のオリジナルアルバムも、すべてジッタにしか鳴らせない、ジッタの真骨頂と言える唯一無二の傑作ばかり。

これは改めて振り返っても本当に凄いことだと思います。

初めて聴いた時から色あせることのない、懐かしくて切なくて楽しい曲たちは今後も新しいファンを獲得し続けていくでしょう。

「ジッタリンジンの現在」について記事にした理由

この記事を書いた理由は、複数のサイトで「現在も活動中」とされているから、というのもあります。

これら『ネットメディア』には、間違いなく何の根拠もありません

『Webライター』がwikiなどで解散の記述がないことから「活動中」と書き、他のサイトもそれを真似してるだけです。

昔の自分のように「今も活動してるのかな?」と思って検索したファンがそれを見たら、ぬか喜びさせられるんじゃないかと思います。

他にもまるで都市伝説のように「まだ活動中」「もう解散してる」といったネットの声を見かけます。
2015年放送のMステですらジッタは「現在も活動中」と紹介されてました。
(当時ツイッターでそのことをつぶやいてます。)

自分がかつて検索した2000年頃は、実際にまだ活動中でvocalの春ちゃんこと春川玲子さん自身がHPやブログを更新していました。

ライブも精力的にやってると知り、歓喜しました。

しかし、現在は公式HPにも「活動休止」情報が載ってないので、(ジッタらしいと言えばジッタらしいですが)ここで知ってもらえたらと思い記事にしました。

ジッタリンジンが「解散しそう」と考えた理由

2010年に自分がジッタの「解散を予感させた出来事」について。

もっと言えば、ジッタを知った2000年には「今後何十年も活動はしないだろう」という予感がありました。

唐突ですが、自分にはジッタ以外にも熱烈に好きなバンドがいます。

例えば、甲本ヒロトのクロマニヨンズやチバユウスケのbirthday。
どちらも20年近く愛聴し、昨年も2回ずつライブに行ってます。

でも、どちらもファンクラブには入ってないし、入ろうと思ったこともありません。

ファンクラブにまで入り、1ツアーの中で3回もライブに行ったのはジッタだけです。

その理由はヒロトやチバは「死ぬまでバンドを続ける」と思っているからです。
今でも、2人は動ける限りライブを続けることを1ミリも疑ってません。

でも、ジッタの活動からは、(なんとなくですが)そこまでの絶対的な雰囲気は感じ取れませんでした。

歌詞の内容などからも、ずっと等身大で歌い続けるのは難しいかもな…と思う部分がありました。

だから、初めて知った当初から「活動の終わり」を予感して、「行ける時にライブに行っておかなければ」という心境でした。

元々そんな感覚だったこともあり、2010年のある出来事でその「終わり」を直感。

(ファンクラブの会報を除けば)実際現在に至るまでそれが最後の活動の痕跡となっています。

解散を予感させたある出来事とは ー松本大洋とのコラボPVを発表

JITTERIN’ JINNは1990年に発表した「夏祭り」から20年、2010年にペアソングの「なつまつり」を発表しました。

曲は同じで、歌詞の内容が男の子目線だった「夏祭り」に対し、女の子目線のものになっています。

「なつまつり」自体は元々「夏祭り」と同時に発表される予定だったもので、20年前から存在したということです。

[参考]ジッタリン・ジン、「夏祭り」発売から20年後に真実を明かす| BARKS

そして、このPVの作画を担当したのが、「ピンポン」や「鉄コン筋クリート」などで知られる漫画家の松本大洋です。

なぜ、コラボPVの制作で解散を予感したのか?
たぶんそんな風に受け取ったファンは少ない、というか、いない気がします。

このPVはニュースなどで「メンバーから元々親交のあった松本大洋に依頼」という形で紹介されています。

でも、メンバー、というよりvoの春ちゃんの松本大洋に対する思いは上記の文面以上のものがあります。

そのため、自分はこのPVを見た時、「最後に松本大洋と作品を作りたいと思ってこのPVを制作したんじゃないか」と感じました。

「ジッタリン・ジンを好きな人は松本大洋も好き」

以前まだブログを公開していた頃、春ちゃんは松本大洋が大好きとブログで公言していました。

正確には覚えていないし、現在ブログは閉鎖されているので確認はできません。

でも、春ちゃんが
「ジッタリン・ジンを好きな人は松本大洋も好き(だから、読んでみて)」
とファンにすすめていたのはハッキリ覚えてます。

なぜなら、自分も春ちゃんに負けないくらいの松本大洋のファンで、全く同じことを思っていたからです。

自分が考えていたことを春ちゃんが言っていたので嬉しかったです。

アーティスト自身が「自分たちの音楽と通じるものがある」とまで言い切るのはよっぽどだと思います。

(余談ですが、ジッタの初期アルバムは廃盤で入手しづらいものがありますが、松本大洋のデビュー作「STRAIGHT」も絶版で入手しづらく、そういうところも似てます…)

「なつまつり」のPV以前にも、ファンクラブの会報のイラストを松本大洋が手がけてたことがありました。

会報誌のイラストを描いてもらえることになった際も、春ちゃんは大喜びしたとブログに書かれていたのを記憶してます。

松本大洋とのコラボPVはまるで最後の記念のように思えた

そんな大ファンの松本大洋とのPVはまるで卒業写真のように思えました。

もしくはお別れの前にもらいにいく制服の第一ボタンのような。

新曲の一般発売自体、「サムライガール」から実に9年ぶり。
それから約10枚のシングルを発表するもすべてFC限定で、当然PVはありません。

もちろん、「なつまつり」のPV制作は「夏祭り」発表20周年記念という理由も考えられます。

でもやはり「松本大洋とPVを作りたい」という動機も大きいと自分には感じられました。

最後に、自分たちの代表曲で、一番好きな漫画家とコラボ作品を作りたい。

「記念に写真に残しておきたい一番大きな打ち上げ花火」

このPVからはそんな印象を受けました。

できればただの勘違いであってほしいと思いつつ、その印象は活動が途絶えたまま、年が重なるごとに増しています。

それが2010年にジッタが活動を終えるんじゃないか?と思った理由です。

さいごに。復活の日を願いつつ

一つ気になる情報をネットで見かけたので、それにも触れておきます。

2009年のmixiのジッタコミュニティには「10月7日に新しいアルバムが出る。」や「発売中止になった」という情報も書き込まれてます。

アマゾンの情報がのっていて、品番まで書いてあるので本当っぽい感じがします。

2009年10月にnewアルバムが(なんらかの事情で)発売中止。
2010年8月に(自分が「終わり」を予感した)松本大洋とのPVを制作。
2011年5月にファンクラブの会報で「活動休止」を報告。

この一連の流れを意味深に捉えると、アルバムの発売中止は急遽重大な何かが起こったように思えるし、PVはますます「最後」を意識して作ったように思えてきます。

消えたnewアルバムの噂の真相…気になりますね…。

と、ここまで縁起のよくないことばかり書いてきました。
今後は活動しなさそうな印象をもたれたかもしれません。

でも、一番重要で客観的な事実は「解散宣言はされてない」ということ。

2009年10月10日のデビュー20周年記念ライブに行った人のブログにこんな記述があります。

『20th Anniversary | TMB BLOG』

 

春ちゃんのMC
「マイペースすぎてなかなかアルバムも作れへんけど、新しい曲も何曲かできました」

ドラムの入江ちゃんのMC
「メンバーとドラムに囲まれて演奏してるときが一番幸せです」

ジンタさんのMC
「ジッタリン・ジンが大好きなので、一日でも長く続けていきたいです」

また、2007年のジッターズの会報83号にはこんなインタビューがあります。
「自分に生まれて良かったと思うところは?」という質問に対する3人の答え。

 

春ちゃん
「親も含めて人に恵まれたこと。バンドも含めて結構人生楽しいとこ」

入江ちゃん
「ドラマーであること。バンドとお客さんに恵まれてること」

ジンタさん
「ジッタリン・ジンにいること」

読んでて結構ジーンとするものがありますね。

20年一緒にやってきて、こんな風に思える人たちがそう簡単に終わるはずがないです
この空白の数年間も、ただ「マイペース」なだけであって欲しいです。

ファンクラブの会報。切手が奈良の大仏というのがジッタリンジンらしい。

さいごに、この記事で言いたいことをもう一度確認。

  • 現状はしばらく活動休止しているので「活動中」という情報はうのみにしないこと
  • ジッタ好きは松本作品もぜひ読んでほしいこと、春ちゃんもそう言ってたこと
  • ジッタリン・ジンも松本大洋も最高ということ

それだけ念を押しつつ、ジッタの曲名通り「アスタ・ラ・ビスタ!(スペイン語で『さようなら!またいつか!』)」と願いながら、ジッタの復活を待ち続けたいと思います。

そして、欲をいえばたくさんある未発表曲をぜひ音源化してほしいところです。

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歌詞にみるオリジナリティの境界線〜トレイシーウルマン「Breakaway」からジッタリンジン「知らない街へ」〜

【参考:ファンクラブ入会特典・非売品シングル】
のちにアルバムに収録された曲もあります。

  • 1994 『おじいちゃん』 (『Chick-A-Biddy』収録)
  • 1995 『サツキマスの唄』(『8-9-10! Jitterin’Jinn Best』収録)
  • 1996 『夏の終わり』(『here, rattler, here!』収録)
  • 1996 『Listen to me!』 (フェリシモ「Santa Book」応募者特典・非売品CD)
  • 1997 『浜昼顔』 (『here, rattler, here!』収録)
  • 1998 『ボンボン時計』
  • 1999 『福の神』
  • 2000 『君とどこまでも』(『Wang Dang Doodle』収録)
  • 2001 『こいのぼり』(『8-9-10!!(Ver.2)』収録)
  • 2002 『遊びにおいで』
  • 2003 『大好き』
  • 2004 『猫娘』
  • 2005 『追跡』
  • 2006 『ゲッコーストラット』
  • 2007 『恋のルアー』(映画『青空ポンチ』主題歌)
  • 2008 『おぼえてろ』
  • 2009 『ラベンダー』 (FC入会特典の他、20th Anniversary day SPECIAL LIVE来場者に無料配布)
  • 2010 『蛇の目傘』

アルバムは2枚。
『カランバ』は自分が買った限定の方は紙ジャケットで、再発盤は確か普通のCDケースだったと思います。

  • 1996 『JINGLE BELLY』ファンクラブ限定販売
  • 2003 『CARAMBA!』ツアー会場・ファンクラブ限定販売(のちに日本コロンビアから再発)